「仁」というのは、ドラマ化もされた漫画で、医者が幕末にタイムスリップして活躍する話だ。正月にドラマの再放送があり、つい全部見てしまった。
冒頭、主人公は設備もない、医薬品もないなかで、脳外科手術を成功させてる。さらに、その後抗生物質であるペニシリンの製造法を考えつき、実験を重ねて成功させる。。。
それだけでもすごいのだが、その後も幕末の志士たちを技術と情熱で支え、影響を与えていく物語だ。
なぜ主人公はそんなすごいことができたのか。ということをずっと考えていた。
結論からいうと、主人公は基礎的な知識が身に付いていたからということだ。
まず未来から来たのだから、行き着くべき答えを知っていたわけだが、それだけでは漫画のなかの数々の成功はなし得ない。むしろ主人公には、答えから逆算して回答を見つけるために必要な医学、化学、実験計画などの基礎知識があったからだと思う。
当たり前だけどとても大事な話だ。技術や知識が高度化してくると、高度化されていることを前提に物を考えてしまいがちになる。その結果、その高度な技術の元になる考え方の理解や技術の習得を疎かにしがちになるのではないだとうか。
「仁」の世界で言えば、「抗生物質は存在する」という世界のなかで考えるということだ。もし、それが存在しなかったとした場合に自分でゼロから作れるかというと、どうだろうか。
極限的な状況におかれたときほど、基礎的な知識や考え方のプロセスというものが自分を助けてくれる。それをこの主人公は教えてくれたと思う。これまでの自分の勉強の仕方を反省したいなと思った。
とても面白かったので漫画も全巻読破してしまった。 皆さんも、ぜひ漫画の中だけでもタイムスリップして幕末に想いを馳せてみてはと思う。
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